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~税理士・会計事務所のための~「コンサル質問会」
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ネットでの専門家回答サイトの隆盛について
- 2013年09月16日
- こんにちは東京都文京区会計事務所の税理士伊藤俊一と申します。
せっかくの3連休なのに台風で身動き取れない(それどころじゃない)方も非常に多いと思います。
皆様くれぐれもご注意ください。家でじっとしているのが一番ですね。
さて、表題の件。
税理士に限らず弁護士や司法書士や専門家に直接相談できるサイトが流行っていますね。
当職も某サイトで回答者としてたまにのぞいたり、回答したりしたこともあります。
ただ、ご質問の内容を見ると、
「非常に金額が大きく、こんなネットで顔のみえない相手に相談にすることに不安を感じないだろうか」
「手続きの詳細まですべて聞き出そうとして税務署に聞いたほうが早いのではないか」
と思うことは多々あります。後者についは一般の方にとって税務署は少し敷居が高いので、こういうところで質問される
というご心情は察することができます。
しかし税務署は基本的にまっとうな納税者には優しいので、単なる手続きなら所轄の税務署に直接聞いたほうが良いですよ。
問題は前者です。
それほどの金額を動かしながらなぜ顧問税理士に聞かないのだろうか、もしくは顧問税理士をつけないのだろうか?と思うのです。
言い方が上からになるかもしれませんが、ご自身で懸命に調べたり勉強したりするより、顧問税理士に聞いたほうが早いです。
顧問税理士がたとえそれを知らなくて、即答できなくとも調べ方・考え方は、やはり一般の方よりは上です。
専門家とは調べ方のプロのことである、という定義づけをした有名な先生もいらっしゃいますが、その通りです。
特に資産家の方に多いように思われます。資産税の分野は確かに対応できる税理士が少ないため、顧問税理士に聞いてもわからない、又は的はずれな
回答が返ってくることは多々あるでしょう。
その場合、顧問税理士とは別にセカンドオピニオンを利用するという手があります。また思い切って税理士チェンジもやられたほうが良いと思うのです。
税理士に気を遣う必要は全くありません。サービス業の一種にすぎないのですから。
資産税なら、資産税で、ぜひその専門の方にあたってみることをお勧めします。